引用元:ドルチェ音楽教室
童謡「ほたるこい」でお馴染みのホタル。
ホタルは、交尾相手を探したり、仲間と連絡を取り合ったりするために
腹部の先端にある発光器から光を出す昆虫です。
ホタルは、6月から7月頃の夜に活動が活発になり、
暗闇で光る幻想的な様子はとても美しく、大人から子どもまで多くの人を惹きつけます。
ホタル観賞と聞くと、田舎の田園風景や綺麗な清流を思い浮かべる方も多いのでは?
実は、横浜市内でもホタルが鑑賞できるスポットがいくつかあります。
今回は、横浜市内でアクセスがよく、自然の中でホタルを鑑賞できる
イチ推しスポットの「四季の森公園」を紹介します。
四季の森公園では、毎年6月中旬に「ホタルの夕べ」が開催されていますので、
ホタル観賞を気軽に楽しむことができ、家族連れやデートにもおすすめです。
ホタル観賞に出掛けて、都会の喧噪を忘れてリラックスした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
目次
横浜のホタル鑑賞スポット「四季の森公園」
横浜市内のイチ推しホタル観賞スポットの神奈川県立 四季の森公園は、
横浜市の緑区と旭区にまたがる県立の都市公園です。
最寄駅のJR横浜線中山駅から徒歩15分と横浜市の市街地に位置しながら、
東京ドーム10個分の広大な公園敷地内には、田んぼ、ため池、水車小屋、雑木林など
日本の原風景である里山の自然が広がる緑豊かな公園です。
【田んぼ】
引用元:神奈川県立四季の森公園
四季の森公園の名前の通り、園内では、早春に咲くカタクリや初夏のしょうぶ、
はす池のカワセミをはじめとした多様な生き物が見られ、四季を通じて自然を楽しむことができます。
【しょうぶ園】
引用元:神奈川県立四季の森公園
また、全長100メートルのジャンボすべり台や遊具広場など子どもに大人気の施設も充実しており、
じゃぶじゃぶ池では、夏には水遊びを楽しむ子どもたちで賑わいます。
【じゃぶじゃぶ池】
引用元:神奈川県立四季の森公園
四季の森公園は、自然と触れ合いながら、大人も子どもも思いっきり遊ぶことができる公園なので、
家族連れや自然が好きな人には、1年を通して楽しめる公園です。
四季の森公園の「ホタルの夕べ」
四季の森公園では、毎年6月中旬にホタル観賞イベント「ホタルの夕べ」が開催されます。
「ホタルの夕べ」開催期間中は園内が提灯で彩られるほか、駐車場の利用時間が延長されます。
引用元:あそびい横浜
ここ数年は、コロナ禍の影響もあり、ここ数年は開催中止や規模を縮小しての開催でしたが、
2023年は通常開催となる「ホタルの夕べ」について紹介します。
四季の森公園「ホタルの夕べ」の開催期間【2023年最新】
2023年の「ホタルの夕べ」開催期間は、6月10日(土)から6月18日(日)までの9日間です。
「ホタルの夕べ」開催期間中は、20時50分迄(最終入場は20時20分迄)駐車場を利用することができます。
※「ホタルの夕べ」開催期間以外の駐車場利用は18時迄
「ホタルの夕べ」開催期間を問わず、公園内は自由に出入り可能ですが、
公園内はとても広く、暗いので、「ホタルの夕べ」開催期間中に訪れる方が安心です。
四季の森公園内でこの時期に観察できるホタルはゲンジボタルです。
ゲンジボタル
【ホタル科】引用元:教育出版 こん虫ずかん
ホタルは成虫になると繁殖活動のために発光し、幻想的な光景を見せてくれますが、1週間ほどで寿命が尽きてしまいます。
1週間という短い期間に多くの繁殖を行わないといけないのでホタルも一生懸命です。
私たちは、その短い期間にホタルたちの放つ幻想的な光を観賞させてもらうわけですね。
例年「ホタルの夕べ」開催期間の6月中旬は飛翔数のピークを迎えることが多く、
運よく気象条件が合うと200匹を超えるホタルの乱舞を楽しむことができます。
四季の森公園へのアクセス方法
神奈川県立四季の森公園
住所:横浜市緑区寺山町291
TEL:045-931-7910
–車の場合–
–保土ケ谷バイパスから–
保土ヶ谷バイパス「下川井IC」から中原街道(県道45号)を川崎方面へ約3km進み、「四季の森入口」を左折し、約200m先の左側が駐車場です。
–県道109号(長津田・鴨居方面)から–
県道109号の「宮の下」を保土ヶ谷バイパス方面へ曲がり、約1.6km進み、「四季の森入口」を右折し、約200m先の左側が駐車場です。
カーナビを利用の場合は「四季の森公園駐車場」で検索してください。
公園の所在地、電話番号で検索すると公園管理事務所(北口)へのアクセスになりますが、北口周辺に駐車場はありません。
収容台数 | 普通車165台(大型車の専用駐車スペースはございません) |
利用時間 | 8:30~17:00(5月1日~9月30日は8:30~18:00) ※利用時間を過ぎると翌朝8:30まで出庫できませんのでご注意ください。 ※「ホタルの夕べ」開催期間中(6月10日~18日は8:30~20:50) |
駐車料金 | 平日無料(1月4日~12月28日の土日祝日は有料) 普通車:510円 二輪車:80円 |
駐車場は四季の森公園の南口にあります。
ホタルが鑑賞できる場所は北口の方になり、駐車場から少し離れていますのでご注意ください。
また、「ホタルの夕べ」の開催期間中(特に土日)は駐車場がとても混雑します。
駐車場の収容台数は165台と多くなく、ホタル観賞期間は遠方から車で来られる方が多いので、
夕方には満車になってしまい、並んでいても入れないということがあります。
早めの時間に公園に行って駐車場を確保するか、車での来園は控えて、電車やバスを利用することをおすすめします。
–電車とバス・徒歩の場合–
JR横浜線南口または横浜市営地下鉄グリーンライン2番出口から公園北口まで約15分(約1km)
降車バス停から公園南口まで徒歩で約3分です。
バス会社 | 行き先 | 降車バス停 | 所要時間 |
---|---|---|---|
横浜市営バス | 136系統 よこはま動物園行き | 長坂 | 約8分 |
相鉄バス | 旭11 鶴ケ峰駅行き | ||
旭13 よこはま動物園行き | |||
旭37三ツ境駅行き |
長坂バス停から公園南口まで徒歩で約3分。
西ひかりが丘バス停から公園西口まで徒歩で約5分です。
バス会社 | 行き先 | 降車バス停 | 所要時間 |
---|---|---|---|
相鉄バス | 旭11 中山駅行き | 長坂 | 約17分 |
旭11 西ひかりが丘行き | 西ひかりが丘 |
四季の森公園のホタルが見られる場所
四季の森公園でホタルが見られる場所は、あし原湿原エリア・しょうぶ園エリア・上の池エリアです。
ホタルは日によって場所を変えながら発生するようですが、
ホタルの発生エリアは、園内のほぼ中央にありますので、
ホタルを追い求めて歩き回っても30~60分ぐらい回ることができます。
【ホタル鑑賞エリア】
【あし原湿原】
引用元:あそびい横浜
【しょうぶ園】
引用元:あそびい横浜
どのエリアも遊歩道が整備されており、上の池付近には休憩所とトイレがあるので、
子ども連れでも安心してナイトウォーキングが楽しめます。
ただし、園内はとても暗く、ホタル観賞の時期は人も多いので、
子どもが走り回って怪我をしたり、迷子になることがないように気をつけて楽しみましょう。
四季の森公園のホタルの見頃は?
四季の森公園のホタルは、天気や気象条件により発生具合が異なります。
ホタルは、天気がよく、風が弱い、蒸す日を好むようなので、
雨上がりのジメジメ、ムシムシとした天気の日が好条件といえます。
ホタルを観察できる時間帯は、日が暮れから20時30分頃迄の1時間あまり。
暗くなるとともに、ホタルはチラホラと飛びはじめ、20時頃にピークに達する短期戦です。
明るい内にホタルの鑑賞エリアに移動しておいて、ホタル待ちをするのがよさそうですね。
都筑区 四季の森公園へホタルを見に
7時20分頃から見え始め
8時までがピーク!そこから少しづつ少なくなり
8時半には数匹だけに・・・ピーク時はすごく幻想的で綺麗でした
(●︎´▽︎`●︎)あとなぜか猫が2匹いた
ฅ•ω•ฅニャーン
と高い声で泣いて
プロの写真撮影の方がビックリしてたw— HOSAKA/ロジーナ (@parabo555) June 1, 2019
もう1つ重要なのは、月の明るさです。
暗ければ暗いほど、ホタルの飛翔数は増え、その光が輝きます。
2023年6月の月齢をみると、「ホタルの夕べ」の初日となる6月10日がほぼ半月。
「ホタルの夕べ」最終日の6月18日が新月なので、開催期間中は絶好の月齢期間といえます。
特に6月15日から6月18日にかけては、月明かりがほとんどないので狙い目ですね。
引用元:満月カレンダー
条件が合えば、幻想的なホタルの乱舞を見ることができるかも?
引用元:aumo
ちなみに、四季の森公園の公式Twitterによると、
5月22日時点で例年よりも少し早くホタルが飛び始めているようです。
https://twitter.com/4knomori/status/1660558512177696768?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Eembeddedtimeline%7Ctwterm%5Escreen-name%3A4knomori%7Ctwcon%5Es1
ホタルの出現情報と天気予報を見ながら、四季の森公園へホタル観賞に出掛けましょう\(^o^)/
ホタル観賞のポイント
四季の森公園でホタル鑑賞する際は、以下の心得をもって鑑賞するのをおすすめします。
ホタル観賞の5つの心得
- 歩きやすい靴を履き、暗いので、足下に注意をして歩く。
- 安全確保の為に夜間に閉鎖しているエリアは通行しない。
- ホタル発生場所では懐中電灯やスマートフォン、カメラなど光や音を発するものは使用しない。
- ホタルを触らない、捕まえない。棒や傘などを振り回し、ホタルを傷つけない。
- 電子蚊取り線香や香りの強いものは持ち込まない。
懐中電灯やスマートフォンなどから発する強い光は、
ホタルの活動をかき乱す恐れがあるので、観察するときは光に気をつけましょう。
また、撮影の際に「フラッシュをたいてしまった・・・」
ということがよくあるので、必ずフラッシュオフにして撮影しましょう。
ホタルの基礎知識
ホタルの生態をご存知の方は少ないのではないでしょうか。
ホタル観賞の際に、子どもからホタルについて聞かれた時のために
覚えておくとよいQ&Aをピックアップしました。
世界には約2,000種類のホタルが生息しているといわれています。
そのうち、日本には約60種類のホタルが生息しています。
日本で最も一般的に見られるホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルです。
ホタルは水中で約1年間生活し、幼虫が成虫になると、水からでて、夜に飛び回ります。
ホタルの成虫の寿命は種類によって異なりますが、ゲンジボタルは2週間、ヘイケボタルは1週間ですが、
自然界には外敵が多いため、オスで3~4日、メスで5~6日ぐらいの寿命といわれています。
幼虫は、水中の藻類やカワニナなどを食べて成長します。
成虫になると、何も食べず、幼虫の時に蓄えた養分だけで生きています。
草花や木の裏などに身を潜めて休息し、外敵から身を守っています。
まとめ
今回は、横浜市内でアクセスがよく、自然の中でホタルを鑑賞できるイチ推しスポットの四季の森公園を紹介しました。
四季の森公園では、2023年6月10日(土)から6月18日(日)の9日間「ホタルの夕べ」が開催されます。
四季の森公園では、これからの時期、ハナショウブやアジサイも見頃になりますので、
梅雨の合間に公園散策とホタル観賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。
https://twitter.com/4knomori/status/1658365662811820032
最後までお読みいただきありがとうございます。