11月は秋が深まって、魚がおいしくなってくる季節です。
スーパーや魚屋さんに並ぶ魚も秋から冬のものに変わってきて、「11月が旬の魚って、どれ?」「どうやって食べるとおいしい?」と迷う人も多いと思います。
先に答えを言うと、11月に食べたい旬の魚は、サンマ・サバ・ワラサ(ブリ)・カワハギ・ハゼの5つです。この記事では、海や魚が好きなカエルが、それぞれ「なぜこの時期においしいのか」と、おすすめの食べ方、子どもが喜ぶ食べ方をまとめました。
11月の旬の魚はどれ?おいしい5つと食べ方の早見表
まずは5つの魚を表にしました。
| 魚 | 11月においしい理由 | おすすめの食べ方 |
|---|---|---|
| サンマ | 秋に産卵のため南へ下りてくる。旬は9〜10月ごろで、11月は終わりごろ | 塩焼き、つみれ汁 |
| サバ(マサバ) | 9月ごろから冬にかけて脂がのり、「秋サバ」「寒サバ」と呼ばれる | 塩焼き、味噌煮、竜田揚げ |
| ワラサ(ブリ) | 秋口から南へ下りはじめ、冬に向けて脂がのる | 刺身、照り焼き、ブリ大根 |
| カワハギ | 寒さに備えて肝に脂をためる。肝の旬は秋から冬 | 刺身の肝醤油、煮付け |
| ハゼ(マハゼ) | 旬は秋から初冬。脂が少なく、あっさりした上品な味 | 天ぷら、甘露煮 |
表の「おいしい理由」を見ると、サバやブリは秋から冬に向けて脂がのってきます。カワハギは、冬に向けて肝が大きくなります。

魚がおいしくなる季節で、楽しみです。脂がのってくるので、シンプルに刺身や焼き魚がおいしいです。
サンマ:秋といえばこの魚。11月はシーズンの終わりごろ
サンマは、夏はオホーツク海のほうを回遊し、秋の産卵期に南へ下りてきます。三陸沖から房州沖(千葉県の沖)で9〜10月にとれるものは、脂がたっぷりで高級品とされています。
11月はシーズンの終わりごろですが、11月が旬の魚の一覧にも入っています。見かけたら、今年の食べおさめのつもりで買ってみてください。
選ぶときは、背の青色があざやかで皮にはりがあるもの、目がにごっていないもの、口の先が黄色いものが目安です。
食べ方は、やっぱり塩焼き。塩をふって10〜20分おき、出てきた水分をキッチンペーパーでふいてから焼きます。身をたたいて、つみれ汁にするのもおすすめです。

秋といえばサンマ!毎年「サンマメーター」と名づけて、1シーズンで食べた本数を数えています。
サバ:「秋サバ」と呼ばれて脂がのる時期
マサバは、9月ごろから冬にかけて脂がのります。この時期のサバは「秋サバ」「寒サバ」と呼ばれます。
国内でとれるサバには、マサバとゴマサバがあります。市場では、マサバのほうが高い値段がつくことが多いそうです。
食べ方は、塩焼き、味噌煮、竜田揚げ、フライなど。サバは「サバの生き腐れ」ということわざがあるほど鮮度が落ちやすい魚なので、生で食べるときは注意が必要です。
ワラサ(ブリ):大きくなるほど名前が変わる出世魚
ブリは、大きくなるにつれて名前が変わる出世魚です。関東では「ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ」と呼び名が変わります。
夏に北へ上ったブリは、秋口から少しずつ南へ下りはじめ、冬には脂がたっぷりのった「寒ブリ」になります。11月は、冬の「寒ブリ」に向けて、ワラサやブリが南へ下りてくる途中の時期です。
新鮮なら、イナダ・ワラサ・ブリのどれも刺身でおいしく食べられます。アラ(頭や骨のまわり)もおいしく、ブリ大根や煮付けにします。
カワハギ:肝が大きくなる季節
カワハギは、身と肝で旬がちがう魚です。身の旬は夏ですが、肝の旬は秋から冬(とくに冬)。寒さに備えて脂を肝にためるので、冬は肝がとても大きくなります。
新鮮な肝は臭みが少なく、「海のフォアグラ」とも呼ばれます。
- 刺身:肝を塩ゆでして醤油に溶いた「肝醤油」につけて食べる(生きているカワハギなら、肝を生でも)
- 煮付け:小さめのカワハギ向き。身を先に煮て、仕上げに肝を入れる
11月に魚屋さんで丸ごとのカワハギを見かけたら、肝が入っているか確かめてから買うと楽しみが増えます。
ハゼ:天ぷらでおいしい秋の魚
マハゼの旬は秋から初冬です。脂が少なく、あっさりした上品な味で、身はふわっとやわらかいのが特徴です。
江戸前の天ぷらの代表的な具で、背開きにして天ぷらにするのが定番。甘辛く煮た甘露煮や佃煮にもします。
ハゼは、秋に釣りで手に入れることも多い魚です。横浜のハゼ釣りについては、横浜のハゼ釣りはいつまで?落ちハゼのサイズと子連れのコツにまとめています。
子どもが喜ぶ11月の魚の食べ方
子どもが喜ぶ食べ方なら、アクアパッツァがおすすめです。
アクアパッツァは、魚を水や白ワインなどで煮こむイタリアの料理。魚から出汁が出て、スープまでおいしく食べられます。

アクアパッツァにすると、子どもが喜んで食べます。小ぶりな魚は脂ののりが少ないですが、アクアパッツァにすると出汁が出ておいしいです。
11月なら、ワラサより一回り小さいイナダで作るのがおすすめです。
まとめ:11月の旬の魚は、焼き魚と煮こみで楽しもう
- 11月の旬の魚は、サンマ・サバ(秋サバ)・ワラサ(ブリ)・カワハギ・ハゼの5つ
- サンマの旬は9〜10月ごろ。11月はシーズンの終わりごろなので、見かけたら塩焼きで食べおさめ
- サバ・ブリは、秋から冬にかけて脂がのってくる
- カワハギは肝の旬。刺身を肝醤油で
- ハゼは天ぷらが定番
- 子どもには、小さめの魚をアクアパッツァにすると、出汁が出て食べやすい
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参考:魚の旬と栄養(サンマ)/同(カワハギ)/同(マハゼ)/愛知県(サバ)/千葉県(ブリ)/旬の食材百科(11月が旬の魚貝)

